児童館は0〜18歳の子どもたちが利用できる児童厚生施設です。幅広い年齢層の子どもたちの健やかな成長を支えるため、児童館の職員には 子どもの発達や心理を始めとするさまざまな知識が必要となります。
このページでは、児童館職員の資質向上のためにどのような研修を行っているか、また児童館職員の資格についてお知らせします。
2024年度(令和6年度)
6月28日(金)
第1回児童館職員・放課後児童支援員等フォローアップ研修
<児童館論Ⅱ>
講師:神戸市立六甲道児童館長 金坂尚人氏
10月4日(金)
第2回児童館職員・放課後児童支援員等フォローアップ研修
研修1<児童の発達理論>
講師:四国大学教授 上岡義典氏
研修2<表現活動>
講師:合同会社アントデザイン事務所代表 黒川文代氏
12月13日(金)
児童厚生員・放課後児童支援員等合同研修
<地域福祉活動>
講師:鴨島児童館・鴨島南児童館長 山賀太郎氏
1月17日(金)
第3回児童館職員・放課後児童支援員等フォローアップ研修
研修1<配慮を要する児童への対応>
講師:四国大学教授 前田宏冶氏
研修2<ゲーム・運動あそび>
講師:日本レクリエーション協会公認指導者 悦田真由美氏
2023年度(令和5年度)の研修会一覧はこちら
令和6年度県児連総会が開催されました
児童館で働くには、児童福祉施設の設備及び運営に関する基準(厚生労働省令)第38条2の「児童の遊びを指導する者」に該当することが必要となります。例としては、
・「保育士」「社会福祉士」の資格を有する者
・高卒で2年以上児童福祉事業に従事したもの
・幼・小・中・高のいずれかの教員免許を有する者
・大学・大学院で社会福祉・心理・教育・社会・芸術・体育の学科(課程)を卒業した者
などとなっています。
またその他に、一般社団法人 児童健全育成推進財団が独自に認定している「認定児童厚生員資格制度」があります。こちらは児童厚生員の資質向上と、社会的認知を広めるために実施されているもので、児童厚生二級指導員、児童厚生一級指導員、児童健全育成指導士の3段階となっています。徳島県児童館連絡協議会では、職員のこれらの資格取得のための研修会を実施しています。
● 児童厚生二級指導員
児童館・放課後児童クラブの機能と活動内容について理解を深め、子どもたちの遊びや生活を通した発達支援に直接的にかかわる職員のための基礎資格です。児童厚生員または放課後児童支援員に着任してから3年(36か月)以内に取得することが推奨されています。
● 児童厚生一級指導員
児童館・放課後児童クラブで指導的役割を担うとともに、地域関係機関との調整や連携にあたるソーシャルワーカーとして、地域における児童健全育成・子育て支援活動の推進に努める職員のための資格です。
● 児童厚生一級特別指導員
「児童厚生一級指導員」の中で、より高次な実践力が求められる職員のための資格です。時事的な情報収集や課題対応を重視するため有効期限を設けています。
● 児童健全育成指導士
児童健全育成や子育て支援など児童福祉事業に精通するスーパーバイザーとして、経験に裏付けられた専門的な理論と実践を構築する職員のための資格です。児童にかかわる行政施策等に参画・関与するなど、児童館・放課後児童クラブの発展に寄与するオーガナイザーを目指しています。
※ 認定児童厚生員資格制度について詳しくは児童健全育成推進財団のホームページをご覧ください